海に清められ水と同化する

いろんなことが便利になってるけど、ちょっと手間をかけるのも悪くない。

筆で絵を描き、フィルムカメラで写真を撮り、レコードに針を落とす。有機的に体を動かし何かを創り出すと、気分が良くなる。

手間がかかるけど、なぜだか満ち足りた気分になる。サーフィンも同じ。

海は時に厳しい表情を見せることもあるけれど、でもやっぱり好き。ビーチを走って海に飛び込んでいく瞬間がたまらなく好き。うねりをひとつずつ越えていくドキドキ感も好き。波をキャッチしたボードがふわっと無重力になる瞬間が好き。水の上を滑るように運ばれてく浮遊感はもっと好き。

夢中になれることがあるって素晴らしいことだと思う。

好きなこと、楽しいこと、気持ちいいことには妥協したくない。だからサーフボードもウェットスーツも、自分らしくありたい。

カラーもパターンもデザインも、すべて自分のスタイルを見せたい。

お気に入りを纏うと、自信と勇気が湧いてくるから。

それってすごく大事なこと。そうすることでもっと海が好きになる。

どんなに波に押し戻されても、また沖に向かいたくなる。何度ワイプアウトしても、また波に乗りたくなる。そうやって波と戯れるうちに清められ、水と同化していくのを感じる。

波とひとつになれたとき、自分自信が最高のアートピースになる。

そう、サーフィンは自由であることを賛美する表現にひとつなのだから。



by Breakout wetsuit!!